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​​ARCHIVES 染料になる植物
FBなどで発信していた染料や草木染めの色、オーガニックコットンのことなど、各植物の写真と説明でアーカイブしています。
クサギ
クサギの実
葉っぱや茎が臭いので臭木と呼ばれてますが、実は花はジャスミンに似たとても良い香りがします。
実はブルーベリーのような色で、この実で染めます。土手や里山で自生していますが、実をたくさん集めるにはたいへん労力がいります。
収穫した実は、冷凍保存できるのが良いところです。また、生葉やピンクのガクの部分でも染められますが、色は違ってきます。
丈夫で手のかからない木なので庭に少しづつ植えて増やしています。

コンフリーの花.jpg
コンフリー 
 
和名はヒレハリソウ。
なんだかかわいい名前ですね。
ヨーロッパ原産で明治時代に食用、薬用として輸入されましたが、現在では食用には向かないとされています。
 
草木染めでは数少ない緑系の色が染められます。
 
多年草ですごく丈夫な植物、毎年春には紫がかったピンク色の釣鐘状のロマンチック花を咲かせてくれます。ほうれん草のお浸しをつくる感じで、くたくたと煮て染液をとります。
クリの葉.jpg
クリの生葉

以前、日本ミツバチを飼育していたおとなりさんの畑(ウチの家の前ですが)。ミツバチたちのためにと、いろいろな果樹を植えておられます。
その畑の栗の木を剪定されていたので、生葉付きの枝をたくさんもらいました。
栗の木は、樹皮、葉、実をどれも優れた染料になります。今回いただいた生の葉はミョウバンで羊毛で染めました。すっきりにごりの無いレモン色、こういう薄い色は堅牢度が低いものが多くなりますが、栗はとても優れた材で薄くても堅牢度が良いと本にはありました。

家に持って帰ってから庭で葉っぱを取り、樹皮を染料としてつかえるようにと葉を落とした枝や幹などは保存しておきます。
カリヤス.jpg
カリヤス

​4月、晴天の日が続いています。
もう、今シーズン最後かなと思い、家の裏手の淀川河川敷、八雲野草地区にカリヤスの採取に行きました。
生まれた時から走り回っていたこの土手、八雲野草地区なんて名前になっていたなんてなんだか変な感じです。。。

ウグイスやその他野鳥の声がそこらじゅうから聞こえて、たんぽぽ、つくし、よもぎが一面にはえています。
河川敷には、カルガモやかいつぶりもいるそうで、もう少しして家の前の田んぼに水がはられると毎年かわいい姿を見せてくれます。

収穫したカリヤスは外来種のもの。
夕方まで、庭でからっと干して使うまで保存しておきます。
ウメノキゴケ.jpg
ウメノキゴケ

雨上がりは、苔集めのチャンスです。
染料となる地衣類、ウメノキゴケを集めに近所をうろうろ。アトリエのある上高野は、比叡山の結界の中らしくてその澄み切った空気は、何者にもかえられません。
ウメノキゴケは、きれいな空気のところにしか生息できないのでほんとうに貴重です。※2019年にアトリエは大阪に移転しました。

集めたウメノキゴケは、大変手間がかかりますが、ハケで裏のゴミをおそうじしてから約1ヶ月ほど発酵させて染めに入ります。

媒染しなくても堅牢度のあるきれいな紫色に染まるので、手間をかけるだけの値打ちのある染料です。 

Kyoto Weavers Garden

京都ウィーバーズガーデン

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